【ニュース・中国】2018年国家公費派遣留学計画を発表

 
国家留学基金管理委員会がこのほど発表した『2018年国家留学基金資金援助留学者選択派遣要項』によると、2018年の各種国家公費留学者数は3万2,300人に達する計画だ。
 
要項によると、派遣プログラムの種類には、シニア研究者(3-6カ月)、ビジター研究者(3-12カ月)、ポスドク(6-24カ月)、学位取得博士研究生(普通36-48カ月、具体的には留学先国及び学校の学制、又は国外側が発行する合格通知書或いは招待状を基準とする)、共同養成博士研究生(中国国内での博士号学位取得期間中に国外で研究に従事する、6-24カ月)、学位取得修士研究生(普通12-24カ月)、共同養成修士研究生(中国国内での修士号学位取得期間中に国外で学習に従事する、3-12カ月)、学位取得学士本科生(普通36-60カ月)、本科編入生(中国国内での学士学位取得期間中に国外で学習、卒業プロジェクト又は実習などを行う、3-12カ月)がある。
 
また、要項には、以下の具体的な選択派遣プログラムが列記されている。国家公費派遣シニア研究者、ビジター研究者、ポスドクの派遣人数は3,500人。国家建設高水平大学公派研究生項目(中国政府派遣大学院生プログラム)の派遣人数は9,500人で、学位取得博士研究生と共同養成博士研究生が含まれる。国家公費修士研究生プログラムの派遣人数は800人で、学位取得修士研究生と共同養成修士研究生が含まれる。優秀学部生国際交流プログラムの派遣人数は4,500人。大学協力プログラム(青年中堅教師出国研修プログラム)の派遣人数は3,200人。地方と産業部門の協力プログラムの派遣人数は3,600人で、このうち西部地区人材育成特別プログラム及び地方協力プログラムは3,100人。国際・地域問題研究及びハイレベルな外国語人材育成プログラムと政府互換奨学金プログラムの派遣人数は2,300人。芸術関連人材特別育成プログラムの派遣人数は300人。国外協力プログラムの派遣人数は4,100人。
 
このうち、国外協力プログラムとは、国外側機関と協定を締結し、中国側と国外側双方が共同で審査・資金援助するプログラムで、国際組織実習プログラム、米中フルブライト・プログラム、英中共同研究イノベーションファンド博士生交流プログラム、仏中蔡元培交流協力プログラム、独中協力科学研究プログラム、スウェーデン王立工科大協力奨学金などがある。
 
それから、聞くところでは、経済サポートとして、一往復分の航空運賃や奨学金があり、また一部には学費支援もあるという。
 
2018年1月15日
 
人民日報:2018国家公派留学计划公布
 

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化、学生交流、研究者交流
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