【ニュース・中国】2017年全国教育事業発展統計公報を発表

教育部はこのほど、2017年全国教育事業発展統計公報を発表。公報によると中国の教育の発展レベルは世界上位に躍進したという。

 

総合的には、まず全国の各級各種学校は前年比0.41%(2,105校)増の51万3,800校、各級各種学歴教育の在校生は同比2.06%(545万5,400人)増の2億7,000万人、専任教師は同比3.09%(48万7,200人)増の1,626万8,900人だった。

◆就学前教育: 全国の幼稚園は同比6.31%(1万5,100園)増の25万5,000園。入園者は同比0.83%(15万8,700人)増の1,937万9,500人。入園率は79.6%に達した。
◆義務教育: 全国の義務教育段階の学校は21万8,900校、生徒募集数は3,313万7,800人、在校生は1億4,500万人、専任教師は949万3,600人、9年制義務教育の普及率[1]は93.8%となった。
◆特殊教育: 全国の特殊教育学校は同比1.30%(27校)増の2,107校、特殊教育学校の専任教師は同比5.20%(2,800人)増の5万6,000人となった。
◆高校教育: 全国の高校段階教育[2]の学校は同比0.38%(93校)減の2万4,600校、高校段階への進学率は同比0.8ポイント増の88.3%となった。
◆高等教育: 全国の各種高等教育の在学生総規模[3]は3,779万人、高等教育の進学率は45.7%に達した。全国の普通大学は同比1.35%(35校)増の2,631校(独立学院265校を含む)で、このうち本科大学が同比6校増の1,243校、高等職業学校(高等専門学校)が同比29校増の1,388校だった。
◆成人教育と非識字者をなくす教育: 全国の職業技術研修機関は8万9,200カ所、教職員は51万5,000人、専任教師は28万9,600人。非識字者をなくす教育には30万4,000人が参加、関係教職員は1万4,400人となった。
◆民間(私立)教育: 全国の各級各種民間学校は同比6,668校増の17万7,600校で、全国での全体に占める比率は34.57%に達した。うち、民間(私立)大学は同比5校増の747校(独立学院265校、成人大学1校を含む)だった。

 

[1] 9年制義務教育普及率とは、中学卒業者数が当該学年の小学校入学者数に占める百分率。
[2] 高校段階には、普通高校、成人高校、中等職業学校が含まれる。
[3] 大学院生、普通本科・専科、成人本科・専科、インターネット本科・専科、高等教育独学試験制度本科・専科など各種形式を含む高等教育の在学生数。

 

2018年7月19日

 

中華人民共和国教育部:2017年全国教育事业发展统计公报 [来源/教育部]

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ