【ニュース・中国】高等教育機関90の海外提携学校運営プロジェクト、出国延期状態の留学予定者を対象に募集枠拡大(3)

 
今回の臨時拡大募集は国家統一学生募集計画には含まれず 卒業後は本来の留学先の高等教育機関の卒業証書のみを授与

 
 今回の学生募集政策における募集対象について、教育部国際司(港澳台弁)担当者は、既に国外の大学の合格通知書を受け取っており、
本来2020年秋学期から国外の高等教育機関本科または大学院に留学予定だった中国本土籍の学生のうち、基本志願条件に合致する者、
と説明している。学生募集を行う各教育機関は、関連規定および各校の実際の状況に基づき、志願条件および合格基準を設け、
学生募集要項を公開する。

 
 今回の提携学校運営制度における拡大募集は国家統一学生募集計画には含まれず、高等教育機関の従来の学生募集枠を使わず、高等教育
機関の他の各種学生募集には影響を与えない。学生募集は、双方向の選択、優秀者の受け入れ、水準の保証の原則を遵守する。学校側は
応募してきた学生に対し総合評価を行い、適切な形式で学生募集試験を実施し、合格基準は本来の留学先の専攻課程のその国における基準
を下回らないものとする。

 
 学業を終え、修了条件を満たした学生は、本来の留学先の高等教育機関の学位証書のみを授与され、希望があれば教育部留学サービス
センターの認証も取得することができる。

 
 今回の学生募集政策には、どの教育機関が提携するのだろうか。教育部国際司(港澳台弁)の担当者は、法により存続しており、
かつ本来の留学先の学位証書を授与する資格を有する、海外提携学校運営機構ならびに中国本土と香港・マカオ・台湾地区との提携学校
運営機構および一部プロジェクトを実施している高等教育機関が、自らの意向と実際の学校運営能力に基づき、本来の留学先および香港・
マカオ・台湾地域の提携機関と、学生募集計画について合意に達していることを前提に学生募集を行うことができる。

 
 記者が知り得た情報では、今回、学生募集を行うのは、北京市、浙江省、広東省など19の省・市の約90の海外提携学校運営機構
ならびに中国本土と香港・マカオ・台湾地域との提携学校運営機構およびプロジェクトということだ。

 


2020/09/16 新京報: 90个高校中外合作办学项目向出国受阻留学生扩大招生

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 入試・学生募集