海外提携学校運営制度を通じ、学生に学びの道を
新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で、世界的に学生の流動が阻まれている。各国(地域)で入国、ビザ、航空便などの制限が取られて
いること、また、国外の感染流行リスクを考慮し、中国の学生の中には、今秋からの留学計画を変更、延期、ひいては断念せざるを得ない者
が出てきている。さらに、進学を左右する問題に発展するケースすらある。
「長年にわたる試行錯誤を経て、海外提携学校運営は既にわが国の教育事業の一部、そして教育の対外開放の重要な形式になっている。」
今回の臨時措置の背景について、教育部国際司(港澳台弁)の担当者は、海外提携学校運営は国外の優れた教育資源の誘致を主な特徴とし、
国内の教育資源をさらに多様化したことで、学生の「出国を伴わない留学」を実現するに至ったと説明する。
教育部国際司(港澳台弁)の担当者は、現在の状況で、留学計画がストップしてしまった学生の中には、国内での就学を希望している者
もいると言う。また、一部の高等教育機関は、海外提携学校運営制度を生かして出国できずにいる優秀な学生を一部受け入れるとの意思を表明し、
学生の差し迫った困難を解消する手助けをしたいと述べている。
厳格な調査検証の結果、教育部は海外提携学校運営制度が、教授言語、育成モデルなどにおいて海外留学と同様かつ相通じる特徴をもつこと
を考慮し、この制度を生かして留学予定者の就学問題を解決することができると判断した。教育部はコロナ禍における特別措置として、一部の海外
提携学校運営機構およびプロジェクトならびに中国本土と香港・マカオ・台湾地区との提携学校運営機構およびプロジェクトにおいて特定の条件に
合致する留学予定者を受け入れることを許可した。これにより、学生に学びの道を切り開き、より多くの就学の選択肢を提供した。
2020/09/16 新京報: 90个高校中外合作办学项目向出国受阻留学生扩大招生