【ニュース・中国】陳宝生教育部長:2018年より17の省で大学入試学生募集制度の改革プロセスを始動

 
第13期全国人民代表大会第1回会議のプレスセンターは2018年3月16日、メディアセンターマルチホール記者会見を行った。
 
教育部陳宝生部長は、「子どもの一人ひとりが公平かつ良質な教育を享受できるように努力する」に関して中国内外の記者からの質問に答えたが、とりわけ中国青年報の記者からの質問:2014年に制度改革を始めて以来、こと上海や浙江は昨年より率先して新入試に取り組んでいるが、成果はどうか? に対し、以下のように述べた。
 
現在、上海市や浙江省は改革を上手く進めて成功しており、そのノウハウをほかの省等へ提供もしている。例えば教育改革の牽引や素養教育の発展、成績評価の改革や新しい目論見への挑戦、といったところである。また、2017年には、北京市、天津市、山東省、海南省の4つの省や市が大学入試学生募集制度改革を開始し、同市と同省の成功例を効果的に用いて試行している。教育部では現在、この4省と市が大学入試学生募集制度改革計画を改良して進めることに協力や指導しており、取り組みをとりまとめて利用する方法で直面する問題の解決を勧めている。
 
このほか、今年からは更に17の省に改革プロセスをスタートさせる。これらの省について、教育部は現在審査しており、現実を見据えて正しく計画や実行がなされることや寄せ集めのようにならないよう、条件に達すれば速やかにスタートを承認するが、条件に達さない場合は、達してからスタートさせる、内容に従ってスケジュールを立て、入試学生募集制度改革の成功を確保する、というスタンスである。
 
なお、現在の進展状況と試行状況から見て、入試学生募集制度改革の試行は成功しており、問題なく進展しているという。
 
2018年3月16日
 
中国教育和科研计算机网:从2018年起将有17个省份开启高考招生制度改革进程[来源・新华网]
 

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