【ニュース・中国】第二次「双一流(世界一流大学・一流学科)」構築リストで大学と学科を区別しない理由は?教育部:ランク付けの意味合いを薄める

 

中央全面深化改革委員会第23回会議で審議、採択された『世界一流大学・一流学科構築のさらなる推進に関する若干の意見』が先日、教育部、財政部、国家発展改革委員会より印刷・配布された。国務院の批准を経て、「双一流」構築を実施する高等教育機関および学科リストが更新、公布され、第二次「双一流」構築が正式にスタートした。

 
2022年2月14日、教育部ウェブサイトは正式に「第二次「双一流」構築高等教育機関および学科リスト」を公布した。

 
第二次「双一流」構築リストでは、一流大学構築を実施する高等教育機関と一流学科構築を実施する高等教育機関を区別していない。この点に関して、教育部の関連責任者は次のように回答した。中国の特色ある世界一流大学を構築することは、中国のすべての高等教育機関の自発的な追求にして行動目標であり、そのためには世界一流の視点と枠組みを持ち合わせていなければならない。「双一流」の重点は学科を基盤とした「構築」であり、作為的に身分や階層を決めレッテルを貼ることでも、中国の高等教育機関を「格付け」することでもない。

 
教育部の関連責任者はまた次のように指摘した。第一次の構築状況を見ると、対象となる一部の高等教育機関は「双一流」構築の特色ある発展・差別化した発展を堅持するという趣旨を十分に理解せず、依然として「一流大学構築を実施する高等教育機関」と「一流学科構築を実施する高等教育機関」を身分や階層とみなして追求し、規模拡大やランクアップを目指す衝動に駆られている。新段階の「双一流」構築では、学科を基盤とし、ランク付けの意味合いを薄め、自主的な特色ある発展の新たなモデルを模索することにこだわり、各高等教育機関が各々の特色ある強みの分野および方向を踏まえ「一流」を構築するよう指導していかなければならない。

 
教育部の関連責任者はさらに次のように強調した。第二次構築リストは一流大学構築を実施する高等教育機関と一流学科構築を実施する高等教育機関を区別せず、分類発展・分類支援・分類評価の構築体系を模索し確立することを重点の一つに据え、対象となる高等教育機関が精力と重心を関連分野・方向におけるイノベーションと実質的な進歩に傾け、真の意味での世界一流を創造するよう指導していく。

 
2022/02/14


澎湃新闻: 为何第二轮“双一流”建设名单不区分高校和学科?教育部:淡化身份色彩


地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価