【ニュース・中国】教育部:中国国際「インターネット+」コンテスト、50万人以上の雇用をけん引

 
10月9日、教育部の記者発表の席上で教育部高等教育司(局)の呉岩司(局)長より、過去6回にわたる中国国際「インターネット+」大学生イノベー
ション・起業コンテストで誕生した400余りの金賞プロジェクトにより50万人を超える雇用が生まれたという統計データが紹介された。

 
呉司長によると、同コンテストはこの7年で規模と質が年々向上し、すでに全国すべての大学、大学生をカバーする最も影響力のある大学向け
「双創(訳注:大衆の起業と万人のイノベーションを進める政策)」イベントとなっている。7回大会までに基礎教育、職業教育、高等教育
を通底した累計603万チーム、2,533万名の大学生が参加した。2020年の市場監督管理総局へ届出された起業件数と全国の大学生の学籍・学歴
データを比較したところ、2015年から2020年の卒業生のうち、起業した大学生は約54万1,000人で、うち既卒者は約44万4,000人、現役生は
約9万7,000人であった。

 
また、第3回大会からは国際的な交流や協力を積極的に推進している。統計では、第5、6、7回の3大会で、5大陸120を超える国と地域から、
1万314件の海外プロジェクト(大会別ではそれぞれ1,492、3,291、5,531)が持ち込まれ、3万592名の海外学生がコンテストに参加した。
「100カ国・1,000校・1万人参加」となり、大会の世界的知名度や価値もかつてないほど高まっている。

 
また、大会では「イノベーションによる起業、起業による雇用創出」によって大学の人材育成モデルの変革を進めている。現在すでに全国の大学
でイノベーションと起業を学ぶ授業が行われており、その科目数は3万を超える。各大学では「双創」の講師として業界の優秀な人材を招聘して
おり、その数は専任教員で3万5,000人弱、兼業講師で13万9,000人以上となっている。

 
2021/10/09


澎湃新闻: 教育部:中国国际“互联网+”大赛已带动50余万人就业


地域 アジア・オセアニア
中国
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