【ニュース・中国】2022年度中国高等教育機関CNS論文統計が発表

 
2022年、少なからぬ高等教育機関が学校の歴史を塗り替え、最初のCNS(訳注:『Cell』『Science』『Nature』の三大学術誌の総称)掲載を勝ち取った。

 
江西農業大学は、豚の遺伝的改良と飼育技術に関する国家重点研究所の研究者である黄路生院士のチームの主要な研究結果を初めて『ネイチャー』に掲載し、江西省および中国の畜産分野で最初の『ネイチャー』論文が誕生した。

 
集美大学は、筆頭機関として初めて「気候変動が1994年から2020年までに北極海の急速な10年単位の酸性化をもたらす」と題する論文を『サイエンス』に発表した。これは、ここ20年間に中国本土の海洋科学分野で、筆頭機関または筆頭著者として発表された数少ない論文の一つである。

 
浙江工業大学は、陶新永教授の率いるチームにより、初めて筆頭機関として『サイエンス』に論文が発表され、学校運営の歴史を打破した。

 
2022年、中国の高等教育機関と研究機関は『ネイチャー』『サイエンス』『セル』に合計259本の論文を発表した。うち、『ネイチャー』は137本、『サイエンス』は90本、『セル』は32本だった。

 
注:(本文では、責任著者と筆頭著者の所属機関のみをカウントした。CNS掲載論文のタイプはArticleであり、データソースは「Web of Science」である。)

 
青塔Proの統計によると、中国科学院(中国科学院大学を含む。) は、年間を通じて61件のCNS掲載を獲得し、国内で1位にランクされている。清華大学と北京大学のCNS掲載論文はいずれも20本以上で、その実力を発揮している。

 
浙江大学、中国科学技術大学、南京大学も好実績を収め、10本以上の論文が掲載された。
「双一流」以外の大学では、西湖大学と曲靖師範学院がともに2本以上のCNS掲載を獲得しており、実績は「双一流」に引けを取っていない。燕山大学、上海師範大学、浙江工科大学、安徽医科大学、福建農林大学、集美大学、江西農業大学、湖北大学にもそれぞれ1本のCNS掲載論文が含まれていた。

 
2023/1/23


青塔: 2022中国高校CNS发文统计,出炉!

地域 アジア・オセアニア
中国
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