【ニュース・中国】国旗掲揚、展覧会見学 国慶節に首都の大学生が生きた「政治思想」の授業受ける

 
1,000名の大学生が天安門広場で国旗掲揚式に参列し、大学の党委員会書記に率いられ革命教育基地を見学し、1万名を超える教師および学生が「新時代への奮闘」功績展を見学した。

 
10月1日、本紙が北京市教育委員会から得た情報によると、第20回中国共産党全国代表大会および73回目の国慶節の到来を前に、北京市党委員会教育工作委員会および北京市教育委員会は各高等教育機関に呼びかけ、「第20回全国代表大会─新時代への奮闘」として、豊かで多彩なテーマ実践活動を実施した。国慶節の連休中北京に留まる高等教育機関の学生が連休を楽しめるようにするとともに、生きた「政治思想」の授業となった。

 
10月1日早朝の天安門広場、国歌が朗々と響く中、鮮やかな五星紅旗がゆっくりと昇っていった。北京大学、清華大学、北京科技大学、北京工業大学、首都師範大学等の高等教育機関から1,000名を超える教師および学生が、国旗に向かって厳かに起立し、恭しく敬礼しながら、崇高な尊敬と胸一杯の情熱を抱いて国歌を高らかに斉唱し、偉大な祖国の繁栄を願った。

 
国慶節当日の国旗掲揚式参列は、北京市党委員会教育工作委員会および北京市教育委員会が丹念に計画した今年の国慶節連休中における4つの模範的活動のうちの1つである。この日の午前中、「京華大地(訳注:北京のこと)を歩き 思想の偉大な力を感じよう」という「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の京華大地における生きた実践をテーマにした創作展が中央美術学院で開幕した。30あまりの高等教育機関の学生が制作した160点を超える優れた作品が展示されていた。

 
北京市党委員会教育工作委員会の関連部署の責任者の説明によれば、国慶節期間中北京に留まる大学生に有意義な連休を過ごしてもらおうと、北京の各高等教育機関は、革命関連展示施設の参観学習に重点を置き、豊かで多彩な愛国主義教育活動を企画した。また、革命の血脈を受け継ぎ、革命の遺伝子を伝えるべく、複数の高等教育機関の党委員会書記が大学生を率いて革命関連展示施設を訪れた。

 
清華大学党委員会の邱勇書記は120名の教師・学生を引き連れ、中国共産党歴史展覧館を見学した。中国地質大学(北京)党委員会の馬俊杰書記、北京工商大学党委員会の黄先開書記はそれぞれ教師、学生を率いて北京展覧館を訪れ、「新時代への奮闘」功績展を見学した。北京電子科技職業学院党委員会の張啓鴻書記は教師・学生を連れて北京大学紅楼を見学し、構内を歩きながら「政治思想」の授業を行った。

 
国慶節連休中、北京市党委員会教育工作委員会および北京市教育委員会は他にも、北京の各高等教育機関の学生代表200名を集めて北京農学院の試験田で現代農業について理解を深め、「農村振興」行動計画成果展を見学し、実際に耕作地に赴いて習近平総書記の「中国農民豊収節」に関する重要指示の精神を深く学んでもらう活動や、約1万4,000名の教師・学生を集めて「新時代への奮闘」功績展を見学するといった活動を予定している。

 
北京市教育委員会の関連責任者は、国慶節期間中は感染対策を適切に行った上で、首都の大学生らが「学び」「歌い」「語り」「実践」し、さまざまな文化娯楽活動やスポーツに参加し、オンラインとオフラインを融合させ、学生時代の休暇を豊かなものにできるよう願っていると語った。

 
各高等教育機関は、新中国成立73周年を祝い、第20回中国共産党全国代表大会の成功を願って、掲示板や電光掲示板、ホームページ、ニューメディアなどで「新時代への奮闘」の宣伝を強化し、祝日の雰囲気を盛り上げた。大まかな統計では、連休中、首都の各高等教育機関で予定されている校内活動は1,756に上り、27万8,000人の学生が参加するという。

 
2022/10/1


澎湃新闻: 国庆观升旗、看展览,首都大学生上了一堂行走的“大思政课”


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