【ニュース・中国】「双一流」高等教育機関がファーウェイと重点実験室を設立(1)

 
2021年4月29日午前、北京郵電大学とファーウェイは、情報フォトニクス・光通信実験室の共同設立および次世代全光ネットワークの共同構築に
関する協力枠組みに正式に合意したと発表した。

 
この合意は、光技術の研究に関する双方の協力が、既に獲得した豊かな成果をベースとした新たなステージに突入し、将来的に光分野のさらなる発展
を促進していくであろうことを示している。

 
締結式は北京郵電大学の徐坤副学長の司会で行われ、北京郵電大学の喬建永学長、ファーウェイ光製品ラインの靳玉志総裁、ファーウェイ北京研究所
の常勝所長が参列し、式辞を述べた。

 
北京郵電大学の王文博副学長とファーウェイ光製品ラインの朱小勇副総裁が、双方を代表し合意書に署名した。北京郵電大学の関連学科の責任者、
関連の専門家代表、ファーウェイ社の関連部門代表も参列した。

 
合意内容に基づき、双方は光分野で以下のような一連の重要な協力を展開していく。「次世代全光ネットワーク」に関する協力では、3つの面に焦点
を当てる。

 
1.光分野の新技術の方向性を模索し、カギとなる技術的難題の進展を図ること。
2.国家級精品課程(一流カリキュラム)などの共同開発、光分野人材の共同育成等を通じ、優れた人材を引きつけて育成する肥沃な土壌を提供すること。
3.次世代全光ネットワークのプロトコルおよび諸規格を制定・主導し、光産業の繁栄を後押ししていくこと。

 
他にも、両者は「情報フォトニクス・光通信実験室」を共同設立することに合意した。マイクロ波通信および光通信分野の著名な研究者である葉培
大院士の功績に沿い、より遠い未来を見据え、光通信および光情報分野の巨大なニーズに応じて、産学官が緊密に結びついたイノベーション体系を
構築し、フォトニクスの基礎理論からシステムネットワークの発展に至るまでの重要な技術的問題点を系統的に解決し、ブロードバンド・インテリ
ジェンスおよび天地一体型光通信システムとネットワークにおける中国の科学技術力を大幅に強化し、すべての人やモノがインターネットにつながる
スマート社会の実現のために実質的な貢献を果たしていく。


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地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 社会貢献、産学官連携