【ニュース・中国】「双一流」高等教育機関4校が関与する重点実験室が誕生(2)

 
また、これらの研究に支えられたカーボン・ニュートラル天府実験室の建設と発展に向けた短・中・長期開発計画について説明された。西南石油大学
の関連重要研究は、中国が2つのCO2削減目標を実現するための重要な支柱となるであろうこと、さらには、世界のカーボン・ニュートラルのため
「成都構想」と「チャイナパワー」により貢献していく決意と自信を表明
した。

 
雷憲章教授は、実験室が成都市の産業発展と都市建設をどのように支えていくのかについて発言した。范鋭平氏は次のように指摘した。CO2排出量
のピークアウトおよびカーボン・ニュートラルは、国が現在展開している重要な発展戦略
である。成都市は2つのCO2削減目標実現に向けた良好な基盤を
有しており、国の中心的都市でもあることから、2つのCO2削減へ向けたリーダーとしての責任を担わなければならない。それゆえ、検討と計画の
スピードを上げ、できるだけ早くカーボン・ニュートラル天府実験室を完成させる必要がある。

 
范氏はまた次のように強調した。天府実験室の計画および建設は、国を強くし企業と人民に恩恵を与える大事業であり、成都市がイノベーション型都市
となるための大計画
でもある。

 
習近平総書記の科学技術イノベーションに関する重要論述を深く学んで実行し、成都・重慶経済圈建設の戦略的好機を捉えて、終始「4つの正対
(世界の科学技術の最前線、経済の主戦場、国の重要なニーズ、人民の命・健康の4つに向き合うこと)」を堅持し、西部(成都)科学都市を媒体
に天府実験室の建設を加速させ、全国に影響力を有する科学技術イノベーションセンターとなるべく努力し、国家戦略と都市の発展により良い形で
貢献していく。会議ではまた、他の実験室の建設の進展状況について報告があり、天府実験室の建設案について審議がなされた。

 
会議には、成都市共産党委員会副書記で市長の王鳳朝氏、市幹部の謝瑞武氏、苟正礼氏、方存好氏、曹俊傑氏、四川天府新区中国共産党工作委員会
書記の劉任遠氏も出席した。

 
市発展改革委員会、市科学技術局、市教育局、市経済・情報化局、市財政局、市生態環境局、成都東部新区、成都市高新区、四川天府新区等、
20近い機関が報告を行った。

 
電子科学技術大学学長の曾勇氏、中国科学院光電所主任技師の楊虎氏、中国航発四川ガスタービン研究院共産党委員会書記の呉忠躍氏、中国原子力
研究設計院共産党委員会書記の万鋼氏、四川大学副学長の褚良銀氏、中国工程院院士の石碧氏ら専門家・研究者もイノベーションチームと意見交換
を行った。

 
2021/05/09


青塔: 四所“双一流”参与筹建!这个重磅实验室来了


地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 社会貢献、産学官連携