【ニュース・中国】美団点評、清華大学と共同で初の院士ワークステーションを設立

 
中国最大のフードデリバリーサービスの美団点評が11月15日、清華大学と共同で初の院士ワークステーションを正式に設立。中国工程院の呉澄・院士の指導の下、美団の技術チームと清華大学自動化学部が緊密に提携し、IT無人システムにおける人工知能(AI)分野で踏み込んだ研究を展開する。
 
院士ワークステーションは、中国科学技術協会が企業の技術革新に参与し、産学官連携を推進するための重要な業務形式のこと。今回清華大学と提携して設立した美団初の院士ワークステーションは、自分の意志で決める無人システムの分野での模索において(それを)取り巻く無人配送、無人運転、ITレストラン、無人スーパー、IT物流などのデジタル経済で時代を率いる重点領域について研究を展開する。また同時に、美団の技術チームの経験と院士の科学研究成果をベースにして、産学官連携で産業の技術進歩を共同で推し進め、テクノロジーによってより良いサービスを生活に提供し、より大きな経済的、社会的価値を創りだそうというもの。
 
注:美団点評とは美団大衆点評のことを指し、美団と大衆点評が2015年10月8日に合併し、設立された。美団点評は業務構造として、店舗内飲食、ホテル・観光、オンラインフードデリバリー、モビリティの四大業務を扱っており、このうちフードデリバリーは同社が最重要と見込む柱となっている。
 
2018年11月20日
 
新華ネット:美团点评联合清华大学设立首个院士工作站

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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