【ニュース・中国】米国大学の一部、中国の全国統一大学入試の成績による出願を受け入れ

 米国の中国メディア・美国中文網 (SINOVISION Net)によると、米国に留学する中国人留学生の増加に伴い、近頃、サンフランシスコ大学、イリノイ理工大学などの数校は、中国の全国統一大学入試(以下、「統一試験」という。)の成績による出願の受け入れや、統一試験の成績を認め、出願者にTOEFLやSATなどの標準化英語試験の成績提供を免除すると発表した。
 米国国務省・教育文化局(ECA)と米国国際教育研究所が共同発表した年次報告書「Open Doors 2014」のデータによると、2014年に米国の単科大学と大学に在学する国際留学生数は8%増の886,052人に達した。また現在、中国人留学生が米国に在学する国際留学生全体の31%を占め、米国の最大留学生輸出国の座をしっかりと保っている。留学専門家は、米国の大学での中国人出願者数の増加に伴い、米国の単科大学・総合大学は中国人学生の合否を判断する条件を変えることにした。統一試験の成績は、中国人学生の総合的な学力を判定することが可能なため、ますます多くの大学が統一試験の成績を受け入れることは、必然的な傾向となるだろうと伝えている。

(2015年7月25日 中国新聞網)

地域 アジア・オセアニア
中国
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