2016年3月に開催されたボアオ・アジア・フォーラムで、清華大学はアジアの大学間の全面的な協力と更なる交流促進のため、アジア大学連盟の設立提唱を発表した。
清華大学はアジアの主要国や地域の代表的な大学20校余りを招き、アジア大学連盟を共同で設立することを提唱した。連盟は年次総会と年間活動とを組み合わせた活動組織の形式をとり、アジア・ボアオ・フォーラムを連盟の重要な活動や協力の成果を示すプラットフォームとして、学生の教育・科学技術・文化に関する交流プロジェクトを含めたアジアの大学間、政府間、産業界間の交流・協力を促進していくという。
アジア大学連盟の設立は、アジアの良質な大学教育リソースを集め、アジアの多元的な文化を育てるリーダー人材の合同育成に役立ち、また国際間のイノベーション・協力を促進することにより、アジアの未来の発展が向き合う共通の問題や課題への効果的な対応にも役立つ見通しである。また、アジア大学連盟の設立が青年を初めとするアジア各国の人民間における文化交流の強化やアジア諸国と地域間の相互理解、相互信頼の深化、「恒久平和、共同発展のアジアの夢」の実現、更にはアジア地域の大学教育の質や科学技術イノベーション能力の全面的な向上、アジアの大学教育発展の推進にも役立つとみられている。

（2016.3.23：人民網）