【ニュース・中国】清華大学、北京に「世界健康薬品研究開発センター」を設立

2016年1月22日、清華大学の邱勇校長はダボス(スイス)で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長のビル・ゲイツ氏と会談し、北京で「世界健康薬品研究開発センター(北京)」(Global Health Drug Discovery Institute)を共同設立することで合意し、業務提携に関する覚書を締結した。これはこの種の研究開発センターが、初めて中国に設立されたことを意味する。

同センターの設立趣旨は高効率な運営を行い、整った機能、卓越した医薬品研究・転化能力を持つ世界の公衆衛生・医薬品の革新的な機構の設立にある。同センターは設立後、中国を含む開発途上国が直面する深刻な問題に的を合わせ、中国の研究開発の各分野における優位性を十分に発揮し、薬品の国際的な研究開発協力を展開する。また、新薬の研究開発の効果的なシステムを構築し、世界の医薬品研究機関と臨床開発部門を繋ぐ要となる。

共通の創始パートナーとして、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は「世界健康薬品研究開発センター(北京)」に前期プロジェクトの研究開発支援及び当センターの発展・運営の指導を行う。清華大学はこの先進的科学研究の運営と管理、プロジェクトの始動等において、当センターを全面的に支援する。

(2016.1.24:清華新聞網)

地域 アジア・オセアニア
中国
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