2015年5月7日、清華大学は国内初のハイブリッド教育モデルに基づく修士課程プロジェクト「データ サイエンス・エンジニアリング専攻」を本格的にスタートさせると宣言した。当プロジェクトは、シリーズ化されたオンライン用カリキュラム集を作成することで、教育のニーズを満たしてゆく。またオンラインとオフライン、学びと実践の密接な融合をとりわけ強調するという。
当プロジェクトでは修士課程の伝統的な学生募集や養成モデルを打ち破った募集や採用の段階において、オンラインコースの学習を専門試験の代わりとし、革新能力・実践能力への審査に重点を置く。育成の段階においては、当プロジェクトの全てのコースでオンラインコースの学習に基づいた反転授業(flipped classroom)(※)が採用されるとのことである。
当プロジェクトは2015年秋に第一期の学生募集を開始し、2016年に第一期生が当プロジェクトの学習を開始する。プロジェクトの趣旨はデータストレージ、運行管理、インテリジェント分析・マイニングおよび戦略的意思決定などの専門的人材を育成することである。
※反転授業・・・従来の授業と宿題の役割を反転させた授業の形態。デジタル教材などを利用して自宅で知識を習得し、教室では知識の確認や問題の演習などを行う。
(2015年5月14日 中国科学報)