新京報速報 教育部公式サイトによると、海南省設立・経済特区建設30周年記念式典の席上、習近平総書記が発表した重要講話の精神をさらに徹底し、「海南省における改革開放の全面的深化を支援することに関する中国共産党中央委員会・国務院の指導意見」の要求を全面的に実施するために、「中国教育現代化2035」および「教育現代化の推進の加速に関する実施計画（2018～2022年）」に基づき、教育部は海南省人民政府と共に検討し、「海南省における教育の改革開放の深化を支援することに関する実施計画」(以下「実施計画」)を制定した。
 
「実施計画」とは、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想および中国共産党第19回全国代表大会の精神を深く学び徹底し、国内と国外の発展に係る大局に統一的に対処し、教育分野における供給側の構造改革の深化を基本路線とすることである。海南省における自由貿易試験区および中国の特色ある自由貿易港の建設を契機として、徳育・知育・体育、美育・労育（労働教育）を全面的に開発した社会主義の構築者および継承者の育成を根本的な任務とすること。教育の現代化に関する地域的なイノベーションの試行という時代の重責を海南省が積極的に担うことを支援し、新時代の中国の教育の開放と発展のための新たな模範を構築することを明確にした。
 
「実施計画」では、海南省における教育の改革開放の深化において中国共産党の教育業務に対する全面的な指導を堅持すること、教育の対外開放の拡大を堅持すること、国の発展戦略への寄与を堅持すること、改革のイノベーションによる発展を堅持すること、そして統一的かつ協調的な配置を堅持すべきことが強調された。
 
「実施計画」で提起された内容は次のとおり。
 
2020年までに、適正な配置と最適な構造を持ち、現状に立脚して、将来を見据えた教育現代化構築全体計画体系を初歩的に構築する。2025年までに自由貿易港の建設に見合う人的資源の開発および人材が集中する新たな拠点の建設について段階的に成果を収める。2035年までに教育の現代化を全面的に実現し、各レベル・各種の教育を協調的に発展させ、中国の特色ある現代教育体系を基本的に構築する。
 
「実施計画」で提起された5つの重点任務は次のとおり。
 
第1に国際教育イノベーションアイランドを創立し、国家教育イノベーション発展試験区を建設する。開放的な大学運営の新たな仕組みを整備して、「海南留学」ブランドを確立する。21世紀の海上シルクロード教育に関する新たな指標を確立し、教育人材登用計画を実施する。
 
第2に科学・教育・産業の共同の発展を推進し、企業・大学・科学研究機関が一体となって発展する高等教育のグループを構築する。地域の教育が共に発展する場を構築する。海南大学が世界でも一流の学科を創設することを支援し、高等教育の経営自主権を拡大する。
 
第3に人民に役立つ教育の水準を向上させ、基礎教育の質と効率の向上を推進する。現代職業教育の発展を加速し、海南省における新しい資格の枠組みを試験的に構築し、教員の管理と開発の仕組みを整備し、海南生態教育モデル区を建設する。
 
第4に教育支援業におけるイノベーションを進め、教育支援に関するビジネスの発展を加速し、「教育＋」に関する境界を越えた融合を推進し、教育の発展を支援する金融サービスの質と効率を向上させる。
 
第5に教育に関する取り決めを増やし、中国共産党による全面的な指導を堅持・強化する。教育の改革開放に関する制度と環境を最適化し、現代教育管理体系を構築するとともに、教育経費保障の仕組みを革新し、リスク管理能力を向上させる。
 
2019年7月9日
 
新京報：海南将建国家教育创新发展试验区 打造“留学海南”品牌