【ニュース・中国】最新データ!「双一流」大学生の卒業後進路

 
「985プロジェクト」、「211プロジェクト」の「継承者」として、「双一流(世界一流大学・一流学科)」建設大学が、2017年に発表されて以来大きな注目を集めている。
 
各大学の公式サイトが発表した2018年度卒業生の進路に関する年度報告によると、「双一流」建設大学の卒業者数は34万人に達したが、これは全国の卒業生全体のわずか4%に過ぎなかった。
 
「双一流」大学の卒業生データから見ると、男子学生の数が女子学生より多く、全体の58.92%を占めた。男女の比率は1.22:1で、人口の男女比である1.05:1を上回った。データによると、「双一流」大学の学部、修士、博士課程の高等教育のうち、女子学生が占める比率は人口の男女比レベルに未だ達しておらず、数の上でも男子学生に及ばなかった。
 
各大学が発表した進路に関する報告によると、各「双一流」建設大学の卒業率(卒業率の分子には国外に進学した卒業生総数を含む。報告の注釈によると、大多数の大学の就職率は各省、自治区、直轄市の大学卒業生就職プラットフォームにより発表されており、第三者調査によるものは少数だった。)はいずれも90%以上だった。
 
66%の「双一流」大学の卒業生が調査に回答し、66%のうち34%が進学を選んだ。 このうち、国内で進学した人は24%、国外に進学した人は10%だった。
 
国外への進学率が比較的高かったのは、中国科学技術大学、清華大学、復旦大学、北京大学、浙江大学の一流総合大学5校で、これらの大学の卒業生では、国内での進学より国外への進学を選択する傾向が目立った。
 
「双一流」建設大学卒業生の進路に関する調査では、北京、上海、広東の3都市が、進路先の省(市)の中で抜きんでていることが明らかになった。
 
2019年3月20日
 
青塔:最新数据!“双一流”高校学生毕业后去哪儿了[来源/中国科学报]

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