【ニュース・中国】日米中韓の比較研究結果、大学進学希望者の割合、中国の高校生が最高(2)

 
大学進学希望者の割合は中国が最も高い

 
 報告書によると、日本・アメリカ・中国・韓国4か国の高校生の卒業後の進路希望は、いずれも大学進学が多数を占めており、その割合が最も高いのは中国で88.0%、次いでアメリカの82.5%である。

 
 高校卒業後、就職を希望する割合は中国が最も低くわずか2.8%、逆に最も高かったのは韓国で6.6%を占めた。卒業後の進路希望がまだ分からないと答えたのも韓国が13.3%と最も多かった。

 
 報告書によると、日米中韓4か国の高校生のうち、自らの総合成績に対する評価はアメリカの高校生が最も高く72.4%が自分の総合成績はクラスの中間以上だと考えている。

一方、成績が中間以上であると考える中国の高校生は43.7%であり、自らの総合成績に対する評価はアメリカには及ばないが、日韓の高校生よりは上だった。自らの総合成績に対する評価は、学習力に関する自己評価(自分の学習力が優れているか否かに対する主観的判断——編者注)と密接に関わっている。

 
 報告書によると、アメリカの高校生は74.5%が自らを「学習が得意」、91.1%が「自分の能力は他人に劣っていない」と考えており、いずれも他の3か国を上回った。中国はアメリカに次ぎ66.5%が自らを「学習が得意」、86.9%が「自分の能力は他人に劣っていない」と考えている。逆に、日本の高校生は学習力に関する自己評価が最も低い。

 
 研究によれば、高校生の学習力に関する自己評価が高くなれば、学習において彼らが主体性を発揮することが促され、より効率的な学習ポリシーを活用した成績の向上につながる。インターネットを用いた学習環境において、学習力に関する自己評価の果たす役割は無視できず、学習力に関する自己評価のさらなる向上が求められる。

 
中国青年報 2020年5月14日

 

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thepaper: 中美日韩对比研究显示:中国高中生打算上大学的比例最高

地域 アジア・オセアニア
中国
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