【ニュース・中国】教育部担当者による「双一流」建設の成果評価事業に関する一問一答(1)

 
先ごろ、教育部、財政部、国家発展改委員会は合同で「『双一流』建設成果評価弁法(試行)」を印刷、配布した。教育部学位管理・大学院生教育司
の担当者が、関連の問題をめぐって記者の質問に回答した。

 
1.『評価弁法』公布の背景を簡単に説明願いたい。

 
答:成果評価は 「双一流」 建設の方向性に関わるものである。習近平総書記は、中国に世界一流大学を設立するには、中国の特色がなければならない
と指摘
し、世界の先進的な学校運営やガバナンスの経験を真摯に吸収する以上に、教育のルールを遵守し、中国の地に根ざした大学運営をすること、
また、非科学的な教育評価指針を是正し、断固として点数、進学、卒業証書、論文、称号のみを追求する長年の悪習を克服しなければならないと述べた。
これは「双一流」建設に進むべき方向性と、根本的に遵守すべきものを明示したものだ。

 
2015年に国務院が印刷、配布した「世界一流大学および一流学科設置の一元的推進に関する全体計画」では、中国の特色ある世界一流大学および一流の
学科評価システムを構築し、整備することが要求
された。

 
2017年に教育部、財政部、国家発展・改革委員会が印刷、配布した「世界一流大学および一流学科設置の一元的推進に関する実施弁法(暫定)」では、設置の最終段階で、その成果に対し評価を行わなければならないことが明確化された。

 
2020年10月に中国共産党中央および国務院が印刷、配布した「新時代の教育評価改革深化に関する全体計画」では、「双一流」建設の成果評価弁法
の制定が教育評価改革の重要任務に据えられた。

 
習近平総書記の一連の重要論述の主旨を実現し、関連文書の要求を実行するため、教育部は2018年6月、専門の作業部会を発足させ、財政部および
国家発展・改革委員会と合同で、専門家、研究者、高等教育機関の「双一流」建設責任者らを動員し、成果評価の研究作業の一元的推進に着手した。

 
中央の教育評価に関する改革の精神を深く学び、高等教育機関の設置について全方位を網羅する調査研究を行い、「双一流」建設専門家委員会に
意見を求め、さらに建設対象の高等教育機関、関連の部・委員会、部内各局の意見や提案を募るといった方法で、検討と論証、修正と改善を繰り返し、
最終的に『評価弁法』の完成に至った。
 
2021/03/23
 


澎湃新闻: 教育部相关负责人就“双一流”建设成效评价工作答问


地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事、政策・経営・行動計画・評価
統計、データ 統計・データ