【ニュース・中国】教育部が985プロジェクトと211プロジェクトの多くの文書の失効を発表

2016年6月、教育部の公式サイトで、「教育部、国務院学位委員会、中国言語文字委員会による規範的文書の失効宣言に関する通知」が発表された。失効となった文書382件のうち、8件は「985プロジェクト」と「211プロジェクト」に関するものだという。
今回失効となった文書は多分野をカバーし、タイムスパンが比較的長く、「985プロジェクト」、「211プロジェクト」に関する内容が多く含まれていた。これに対し、多くのアナリストは、今後、「985プロジェクト」、「211プロジェクト」に対する政府の方針が見えてくるだろうと指摘する。
今回廃止された「985プロジェクト」、「211プロジェクト」の文書は、(1)2004年に公布された「985プロジェクトの継続推進に関する意見」、(2)2009年に公布された「高等教育211プロジェクト第三期建設計画の発表に関する通知」、などを含めた合計8件である。また、2010年に教育部、財政部が公布した「世界一流の大学とハイレベルな大学の建設推進の加速に関する意見」も失効となった。当文書では、(1)持続的・重点的な支援を通じて、世界一流の大学とハイレベルな大学の建設推進を加速する、(2)「985プロジェクト」大学の全体レベル、総合力、自主的イノベーション能力を更に高め、国際競争力を著しく向上させることについて挙げている。

 

(2016.6.29:北京青年報)

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