【ニュース・中国】復旦大学、ビッグデータ学院とビッグデータ研究所を設立

2015年10月8日、復旦大学ビッグデータ学院が正式に設立され、復旦大学ビッグデータ学院と復旦大学ビッグデータ研究所が同時に設立された。当学院はコンピュータ科学、数学、統計学を基礎に、経済・金融、生命科学、医療衛生及び行政学などの複数の学問分野と融合した研究を深め、科学研究と人材育成を行うことにより、ビッグデータ学問と関連学問の発展を効果的に推進する。また、産業界のニーズに応え、分野をまたがる研究・開発チームを作り上げ、産業界のイノベーション型人材を集め、重大な市場価値を備えた科学技術の成果や基礎及び応用研究の成果の創造に力を入れる。
新しく設立された復旦大学ビッグデータ学院は、数学、統計学、コンピュータ、生命科学、医学、経済学、社会学、コミュニケーション学など多数の学問の融合を取り組む上で、ビッグデータ学問の構築や応用研究、複合型人材の育成に焦点を当てており、以下の3つの特徴をもつ。
(1) 人材育成を重視し、社会のニーズに合わせて学際・複合型・イノベーション人材を育成する複合型人材育成システムを備える。
(2) 基礎学問の交流・融合に立脚し、応用を重視し、時代の最先端ニーズに対応し、産学研(産業・大学・研究開発機関)の融合したイノベーションの研究開発プラットフォームである。
(3)中国ひいては世界のビッグデータ学問の発展を推進・リードし、ビッグデータ科学と技術を国家の1級学科(※1)に作り上げるよう強力に推し進める。

※1:一級学科・・・教育部がイノベーション人材育成と科学研究の拠点に適した大学に対して重点的に投資を行うために設定した国家重点学科を指す。2007年11月に286の学科と677の学科がそれぞれ「1級学科国家重点学科」と「2級学科国家重点学科」 として選定または再選定されている。

(2015年10月8日 科学網www.sciencenet.cn)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携