【ニュース・中国】広西チワン族自治区と清華大学が戦略的協力協定に調印

広西チワン族自治区共産党委員会書記兼同自治区人民代表大会常務委員会主任の鹿心社氏、自治区共産党委員会副書記兼自治区主席の陳武氏ら一行が12月12日午後、清華大学を訪れた。来訪中、双方は「広西チワン族自治区人民政府・清華大学戦略協力協定など3つの協力協定に調印した。清華大学共産党委員会書記陳旭氏、常務副書記姜勝耀氏、副学長尤政氏らが調印式に出席し、姜氏が式典の司会を務めた。

 
陳旭氏は式辞の中で大学を代表して、清華大学の建設および発展に対する広西チワン族自治区からの長期にわたる力強い支援に心からの感謝を表明するとともに、同自治区と清華大学との協力が長い歴史を誇り、戦略コンサルティング、人材育成・輩出、産・学・研協力などの面で長期にわたり密接な協力関係を維持していること、近年、双方の協力はさらに進み、実り豊かな成果を上げていることについて触れた。

 
陳旭氏はまた、清華大学は今年、新中国成立70周年並びに「初心を忘れず、使命を銘記する」テーマ教育を中心に据えて一連の掘り下げた取り組みを行い、大学に対する党の全面的指導の強化、イノベーション人材の育成、教師陣の全体的レベルアップ、研究・イノベーション能力と国の重要ニーズへの奉仕力の強化、グローバル戦略の徹底実施などの面で著しい成果を上げている、と強調した。

 
陳旭氏はさらに、双方がさらなる協力を実施するための戦略協定に調印したことは、清華大学と広西チワン族自治区の協力が新たな段階に突入し、新たなステップに上がったことを意味している。今後の協力において、広西チワン族自治区と清華大学は持続的な協力の仕組みをさらに整え、重要科学技術イノベーションプラットフォームの共同構築や、重点技術の共同研究、科学技術成果の実用化推進、イノベーション人材の交流強化、ASEAN諸国との科学技術イノベーション協力推進など、各方面に及ぶ深い協力をともに展開していくだろう。広西チワン族自治区が「3つの位置づけ」の新使命と「5つの着実化」の新たな要求が早く実施されるようにし、清華大学が中国の特色ある世界一流大学となるためにともに努力していく、と述べた。

 
鹿氏は、広西チワン族自治区共産党委員会および自治区政府を代表して、清華大学が長期にわたって自治区の経済・社会の発展を力強く支援したことに対し心からの感謝を表明するとともに、1995年の同自治区と清華大学の協力枠組み協定締結以降、双方が科学技術イノベーションプラットフォームの構築、科学技術成果の実用化、ハイエンドイノベーション人材の交流・育成などの面で持続的かつ踏み込んだ交流・協力を展開し、清華大学が自治区の各業界のために多くの優れたハイレベル人材を育成してきたことに言及した。

 
鹿氏はまた、独特の地の利を有する広西チワン族自治区に対し、党中央に「3つの位置づけ」――ASEANに向けた国際大通路の構築、西南・中南地区開放発展の新たな戦略地点の確立、「一帯一路」を有機的に結ぶ重要拠点の形成――という新たな使命を与えられた。清華大学とはこれまでの良好な提携関係をもとに、協力をより深め、各協力・協定を着実実行するとともに、人材育成および科学技術の面で広西チワン族自治区を引き続き支援し、双方にとってウィン・ウィンとなる、新たな深い協力の局面をともに切り開いていくことを望んでいる、と述べた。
式典では、広西チワン族自治区副主席の費志栄氏、清華大学副学長の尤政氏が「広西チワン族自治区人民政府・清華大学戦略協力協定」に、自治区科学技術庁長の曹坤華氏と清華大学科学技術開発部主任の張虎氏が「広西チワン族自治区科学技術庁・清華大学科学研究院科学技術協力覚書」、南寧市副市長の朱会東氏と清華深セン国際大学院副院長の張伝傑氏が「南寧市人民政府・清華大学深セン国際大学院戦略協力協定」にそれぞれ双方を代表して調印した。

 
式典の前には、鹿氏、陳武氏一行が陳旭、姜勝耀らの案内で、清華大学校史館を見学した。
広西チワン族自治区政協副主席兼広西大学共産党委員会書記の劉正東氏、自治区人民政府事務局長の黄洲氏および関連部門の責任者、並びに清華大学の共産党委員会弁公室・学校弁公室、国内協力弁公室、職業発展センター、科学技術開発部、深セン国際大学院など、同大の関連部門の責任者も式典に出席した。

 
2019/12/15

 
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