【ニュース・中国】国家一流本科カリキュラム第1期の選定プロセスは? 教育部が回答(3)

 
三.今回発表された第1期国家一流本科カリキュラムの主な特徴は?
 
回答:1つ目に、カリキュラムの質の高さである。 著名経済学者で北京大学教授の林毅夫氏の「中国経済専題」、栄誉ある「人民英雄」の称号を
有する天津中医薬大学教授・張伯礼氏の「中医内科学」、武漢大学の院士7名が苦節20年余り継続して開講してきた「測量学概論」等のカリキュラムは、いずれも第1期国家一流本科カリキュラムに選定されている。
 
「中国の実践に基づく自主理論のイノベーションを用いて哲学・社会科学の一流本科カリキュラムを整備することは、社会主義近代化が求める
建設者の育成に寄与する行為である」と林毅夫教授は語っている。
 
2つ目に、カリキュラムの類型の多様性である。 基礎カリキュラム、専門カリキュラム以外にも、共通基礎科目、一般教養科目、政治思想科目、
そして理論科目、さらには実験科目、社会実践科目まで網羅されている。

 
3つ目に、参加範囲の広さである。 入選したカリキュラムは、「双一流」高等教育機関のカリキュラムも、地方高等教育機関の大量の特色ある
カリキュラムも含む全ての本科専攻類を網羅している。これは、幅広い高等教育機関の教員が国家一流カリキュラムの整備に関与し、国・業界・
専門人材の育成ニーズを主体的にマッチングさせ、教育改革を深めていこうとする姿勢を十二分に反映している。

 
貴州理工学院教員の陳燕秀氏は、「我が校では100名以上の教員がブレンド型学習を実施し、積極的にカリキュラムの整備を模索している。
普通高等教育機関である貴州理工学院から小さなカリキュラム改革の火が広がっている」と感慨深げに語っている。

 
4つ目に、モデル効果の高さである。 一流本科カリキュラムは、教育とIT・人工知能技術との結合、優れた資源と各地方・各学校との結合、
カリキュラム整備という新理念と各学科専攻との結合が際立っており、優れた資源と先進的な教育理念の広範囲における共有・普及において
顕著な成果を挙げている。

 
2020/11/30
 


澎湃新闻: 首批国家级一流本科课程的遴选流程是什么?教育部回应

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