教育部は、地方教育部門や高等教育機関に対し、「正常、安全、ピークを避ける」といった方針のもと、2021年度春学期の始業を計画的に進める
よう求めた。
1.各地方教育部門における春学期の始業に伴う措置
地方の教育部門に対する指針として、下記の8点が挙げられている。
(1) キャンパス付近の交通管理や新型コロナウイルス感染症の流行防止、情報管理等の点で関連部門が一丸となり、始業・通学を保障する。
(2) 祝日・長期休暇等の移動ピークを避け、学生の通学を管理・調整するなど、分散した始業を継続する。
(3) 清掃・消毒を実施し、キャンパスの環境衛生改善を徹底する。
(4) 健康モニタリングや過去の接触歴・旅行歴等に基づき、学生・教職員の通学条件を明確にする。
(5) オンライン教育を活用し、春学期の授業に向けた準備を促す。
(6) 新型コロナウイルス感染症の流行に備え、物資の備蓄を行うとともに、緊急時を想定した対応訓練を実施する。
(7) 感染症の流行を防ぐために、教職員や学生に向けて防疫に関する教育を徹底する。
(8) 各種政策が適切に実行されるよう、各大学の始業に向けた準備を監督・指導する。
2.高等教育機関における春学期の始業に伴う措置
高等教育機関に対する指針として、下記の3項目が挙げられている。
(1) 通学に向けた綿密な準備
1. 大学に残る教員・学生への保障やこれから通学する教員・学生の調整などを担当する専門グループを設立し、その責任を強化する。
2. 教員・学生の健康状態や行動歴に関する全面調査を実施する。
3. 物資の備蓄や消毒の実施等、新型コロナウイルス感染症の流行に備えた防疫措置を平常時も継続して行う。
4. 感染症の流行に対応するための業務体制を整備し、機関としての緊急時の対応処理能力を向上させる。
5. 教員や学生に対し、防疫・健康教育を実施する。
(2) 科学的な通学プロセスの計画
1. 「分散、ピークシフト」の要求に応え、学生の安全な通学を保障する。
2. 学生の通学条件を明確化する。
3. 事前の申請・審査を設ける等、通学プロセスのルールを定める。
4. 入校手続きを綿密に計画する。
(3) キャンパスへの復帰後に学生生活おける継続した学修・生活管理の最適化
1. 感染症の流行防止措置の状態化を踏まえ、教育業務における緊急対応策を準備する。
2. 異なる状況に置かれている学生に向けて、それぞれの立場に対応した学修計画を策定する。
3. オンラインとオフラインが有機的に結びついた教育方式・計画を手配する。
4. 大規模な校外学修や現地調査といった活動は極力避ける。実習等を行う必要がある場合、各種機関からの要請に基づき、学生の安全を保障する。
5. 教職員や学生の行動・健康状態をモニタリングするなど、キャンパスの日常管理を強化する。
2021/02/23
新京报: 教育部:学生返校后,各高校原则上不组织大规模集中性校外实习
https://www.bjnews.com.cn/detail/161404853315515.html