【ニュース・中国】「論文オンリー」の風潮打破に本腰 各省の取り組み(2)

 
江蘇省

 
 江蘇省はこのほど、『科学技術評価の改善、「論文オンリー」の不適切な評価誘導の除去に関する若干の措置(試行)』を配布し、論文を
「代表論文制度」により評価すると明らかにした。うち、省の基礎研究の重点または重大プロジェクトの代表論文数は原則として5本以下とし、
一般研究課題の代表論文数は原則として3本以下とした。

 
 また文書は、質の高い成果評価の比重を引き上げ(最高50%)、財政資金援助の対象論文を省内の良質な科学技術論文誌に発表するよう奨励した。
『措置』は、論文発表の署名管理を強化すると明示した。江蘇省科学技術計画プロジェクトによる科学研究成果は、学生と研究参加者の合法的な権益と学術成果を侵害してはならず、論文に実質的な学術貢献がない人を「名前だけ参加」にしてはならない。

 
 また、論文数と影響要因を宣伝や業務総括、業績報告の重点内容とすることを奨励しない。
 

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