中西部地区の大学では一般的に、高度人材の数、一流学科の発展、支援体制、社会へのサービス能力などの不足により、高品質な発展の追求が妨げられている。
誘致・育成の組み合わせにおいて原動力を蓄える
中西部地区の大学で高度人材が不足している現状に関しては、国家重大戦略のニーズを満たす一流科学者、学科リーダー、革新チームの育成と誘致を加速させ、中国科学院と中国工程院の院士、「千人計画」入選者、長江学者特別招聘教授をリーダー及び重要中堅とするハイレベルの教師チームを誘致、育成し、集結させることが急務となっている。国家重要人材プロジェクトの指導的役割発揮を通し、人材の西部への流動を奨励し、人材の西部での定着を推進し、人材による西部建設を支援する。
支援体制構築において潜在能力を発掘
現時点で、教育部と省級政府が省と部による共同設立協定を締結した大学は70校以上に達している。
支援体制の設立は確かに重要だが、特に肝心なのは、特色ある発展の道を歩み、自身の建設の強化に努めることだ。教育部は、中西部地区で顕著な強みとなる特色ある国家レベルの支援体制を構築すべきである。部と省の共同設立の強みを発展させると同時に、省・部による大学共同設立業務をさらに統一して推進し、推進と発展における地方政府の主導的役割を十分に発揮し、大学と地方との協力の高度な展開を通し、産学官連携の組み合わせを推進することで、国家及び地方社会の経済成長重大戦略への貢献において大学の自身の価値を実現する必要がある。
内部改革において活力を模索
中西部の大学は、全面的な改革深化の要求に的確に従い、体制メカニズムを改革して発展させ、「放管服(行政のスリム化と権限委譲、監督管理能力の強化と権限委譲との両立、行政サービスの最適化)」において断固として努力しなければならない。現在、科学研究管理モデルと評価体系を改善し、最大範囲の人材奨励要素を発揮し、「一刀両断」に制約を加えるのではなく、「一刀両断」の方法で重点を置くことが急務となっている。
2019年3月18日
中国教育新聞網-中国教育報:中西部高校的“双一流”引擎