新華社成都支局は11月10日、同日の2018年重慶国際人材創新創業商談会で、中国科学院大学重慶学院が正式に開設されたことについて伝えた。同学院は、優勢な学科を基盤に多元的な学部および大学院生の育成体制を作り、2019年から新入生募集を開始予定。
 
中国科学院大学重慶学院では、重慶の電子情報、新材料、生命医学、IT、生態環境保護など優勢産業に着目し、（それに）取り巻くビッグデータやIT化でイノベーションの発展や「科教興市」（科学教育で都市を振興する）等重大戦略によるニーズから、分野融合や国際視野と国際的影響力を持つような、新しいタイプの学院を設置する。
 
重慶市は今年だけでも、華中科技大学、北京理工大学、華東師範大学、西安電子科技大学、武漢理工大学、中国地質大学（武漢）などの大学と協定を結び、研究院や科学研究成果転化拠点、人材育成拠点などを共同設立していく。さらに、シンガポール国立大学と共同で重慶研究院を設立し、ハイレベルな研究開発プラットフォームやハイテク産業インキュベーション拠点、教育研修センターの建設を展開している。
 
2018年11月10日
 
新華ネット：中国科学院大学重庆学院成立