このほど、中国科学技術大学ロボット実験室が米カーネギーメロン大学ロボット実験室と共同で、初めてクラウドロボットの実験に成功し、最高得点でロボカップ(RoboCup)チャイナオープン2014のチャンピオンとなった。
このプロジェクトの中国側責任者は、もし異なるロボット同士をクラウドプラットフォームでつなげば、ロボット同士や人とロボットの知識共有や協力作業が実現でき、ロボットの性能を最大限に拡大することができるとともに、開発コストを抑えることができると紹介している。
先日行われた初のクラウドロボットの共同実験で、合肥市にある中国科学技術大学の「可佳(KeJia)」ロボットとピッツバーグ州カーネギー-メロン大学の「可宝(CoBot)」ロボットが、クラウドプラットフォームを使って遠隔協調作業とリソース共有のテストを実施した。実験では、クラウドコンピューティングが双方のロボットに多様なデータのソースを提供し、「可佳」が「可宝」に言語の把握と自動プランニングサービスを伝送し、「可宝」が「可佳」にビッグデータの分析サービスを伝送した。これらの知識の共有や遠隔協調作業により、「可宝」と「可佳」はそれぞれ単独ではできなかった任務を完了した。
(2014年10月22日 Science Times/中国科学報)