【ニュース・中国】中国初の普通本科大学教員教育発展指数を事前発表

 
福建省福州市で開催された春季高等教育博覧会で、中国高等教育学会が中国初の普通本科大学教員教育発展指数を事前発表した。同指数は、「全ての大学が自校の教員教育発展指数を持つことができ、更に科学的に自校教員の教育の発展における生態を全面的に把握する」ことを目的とし、全ての大学向けであることが同指数の最大の特徴と認められる。
 
教育部が発表した普通大学リストに記載されている本科大学数は、現時点で合計1,246校。今回、同指数の対象となる本科大学は総数の97.27%を占める1,212校に達した。内訳は、教育部直属の大学が116校、地方大学が1,096校である。
 
今回発表する指数は、中国の大学の約30年間にわたる教員教育の発展と現状の反映を目的としており、「教員陣」、「教育改革」、「教材」、「教育論文」、「教育成果賞」、「教員育成拠点」の6つの項目と「教員教育競争」の特別項目が含まれる。
 
今回事前発表した指数は、全国普通本科大学教員教育発展指数トップ300、「双一流」(世界一流大学と世界一流学科)建設大学教員教育発展指数(全て)、地方本科大学教員教育発展指数トップ100、異なるタイプの学校教員教育発展指数トップ20、民間・独立大学教員発展指数トップ20の5部門で構成される。
 
全国普通本科大学教員教育発展指数トップ20と「双一流」建設大学教員教育発展指数トップ20にはいずれも同じ大学がランクインし、第1位が清華大学、第2位が北京大学、第3位が浙江大学となった。
 
正式な同指数は11月に行われる秋季高等教育博覧会で発表される。
 
2019年5月28日
 
中国青年報:我国首个普通本科院校教师教学发展指数预发布
 

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