【ニュース・中国】中国の海外留学市場規模は195億元に 留学機関が大量に出現も産業基準はなし

そう遠くない過去において≪月給三万元でも子供の一回の夏休みに持ち堪えられない≫という文章がSNSに出され、文中のある高官の母親が「夏休みに広州で小学校に通う娘がアメリカに海外留学した時、10日で2万元かかった。」と言うくだりがある。また、ある上海の家では娘を連れてイギリスへ行ったところ「2週間で2.2万元かかった」という。このような人々は各種海外留学を購入するが、一体質はどうなのであろうか?

 

最新の統計データによると、2016年に中国から国外に留学した人の数は延べ65万人を超え、市場規模は195億元に達した。『中国留学発展報告(2016年)』では、中国人の海外留学生は毎年20%以上のペースで増加を続けていると指摘している。新東方教育集団の『海外留学白書』によると2~3万元であれば受け入れるとする家庭は29.4%、1~2万元であればという家庭は27.8%、3~5万元であればという家庭は27.5%、1万元以下であればという家庭は12%だという。

 

国際留学普及管理センターの王寅・市場ディレクターによると、海外留学は様々種類があり、目的も様々で行先も40余の国や地域がある。また、留学者は中学生からの参画が多いが、小学生も少なくない傾向である。多くの国・地域の中で、留学先として最も人気が高いのは依然としてアメリカだ。データによると、2017年にイギリスに留学した学生の比率がやや増加し、英米両国に留学した人の数は募集学生数全体の6割以上を占めた。
海外留学商品が市場で好評なのと同時に、学生の親による「硬直的需要」(値段の影響を受けにくい需要)に注目した各種留学機関が出現し続けているが、現在まで規範化された産業規則はできていない。中国の留学機関、講師資格の審査、留学内容は基本的に、監督管理者のいない状態だ。中国観光研究院の戴斌院長は、「監督管理主体から見れば、主に工商部門と観光部門が担当し、教育部門はほぼ介入していない。」と述べた。

 

2017年8月30日

 

中国教育和科研計算机网:中国国际游学市场规模达195亿 游学机构涌现却无行业标准 [来源/人民網]

地域 アジア・オセアニア
中国
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