【ニュース・中国】中国の学術論文数がアメリカを超え、科学技術大国に

 
参考消息網報道:ロシアメディアは、米国の国家学術状況報告が“米国は科学技術分野でわずかに世界をリードしているに過ぎず、新たな学術テクノロジー大国が現在急速に追い上げている”と結論づけた、と報じた。
 
ロシアのニュース専門局、「RT」のサイトは2018年1月24日、『一つの時代の終了』と題する報道の中で、中国が発表している学術論文総数が初めて米国を超え、この説得力のある統計データは、過去数十年に中国が世界の舞台で成し遂げてきた急速な進歩を示していると報じた。
 
報道は、報告が言及している大量の統計のうち、中国の科学研究成果における追い上げが、米国学術界にとって重要な意味を持つとしている。2016年に中国が発表し、エルゼビアのデータベース、スコーパスの索引に収録された学術論文は42万6,000本で、国際論文総数の約18.6%を占めた。米国の論文数は40万9,000本で初めて第2位となった。
 
しかし、報道では、科学研究成果において中国はすべての分野で米国より優位にあるわけではない、とも発表している。異なる国も異なる分野でそれぞれの強みを発揮していることは、もちろん疑問の余地もない。例えば欧米連合で研究者が発表した生物医学方面の論文は大変多く、また、中国や韓国も工学系分野では優位であることもある、といった具合だ。
 
財政問題においては、米国はこれまで通り印象深いリーダー的役割を発揮している印象がある。研究開発への投資額は最大の4,960億米ドルで、世界の総額の約26%を占める。しかし、北京の投資総額は4,080億米ドルで、米国との差はそれほど大きくないほか、北京の同分野での投資が2000年以降毎年平均18%増加しているのに対し、米国の伸び率はわずか4%である。
 
2018年1月26日
 
中文网:中国学术论文数首次超过美国 外媒:终结一个时代[来源:参考消息网]
 

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