【ニュース・中国】中国が「百千万人材プロジェクト」を始動、毎年1万人を米国に派遣留学

中米両国政府は2015年6月23~24日にワシントンで第6回中米人文交流ハイレベル協議を開催した。協議の中で、中国側は「百千万人材プロジェクト」を始動し、中米の教育分野における交流・協力の深化を推進すると発表した。
教育分野での協力について、双方は下記の内容について合意した。
(1)中米両国政府間の教育・政策上の交流を固める。
(2)新たな先導性があるモデルプロジェクトを計画・実施する。
(3)中米間の教育交流における重要な協力プロジェクトを継続的かつ着実に実施する。
(4)中米が多様な教育交流活動の展開を支援する。
(5)両国の教育機関によるハイレベルな戦略的協力を支援し、人材育成と合作弁学(※)のプロジェクトを推進する。

新たな先導性モデルプロジェクトの計画・実施について、中国側は「百千万人材プロジェクト」の始動を発表し、その内容は、以下の通りである。
(1)今後の5年間に米国の青年リーダー人材100名を中国訪問・遊学に招く。
(2)双方の優秀な大学生各1,000名が相手国の一流大学に研修・留学できるよう促進する。
(3)毎年1万人を公的に米国へ研修に派遣する。

※合作弁学・・・中国と外国の教育機関が協力し、中国国内で教育を実施する教育形態。ただし、義務教育課程や軍事、警察、政治などの特殊教育を除く。

(2015年6月26日 新華網)

地域 アジア・オセアニア、北米
アメリカ、中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化、学生交流