1978年に開かれた中国共産党第十一期中央委員会第三回全体会議は、改革開放の角笛を鳴らし、中国の高等教育事業は春を迎えた。中国改革開放40周年を迎えた今、高等教育の発展は歴史的な成就を実現しており、この40年は中国の高等教育事業の発展の歩みにおいて、非常に貴重な歴史的段階ともなっている。
40年前、中国の高等教育は長期にわたり、高度に集中した計画経済体制下で運営されており、学校に運営の自主権はなく、高等教育の発展ペースは遅かった。1978年の改革開放は、中国の高等教育発展に健全な発展の道を切り開いた。現在、中国の高等教育では極めて大きな変化が生じており、中国の大学は西洋の先進的な学校運営理念を導入すると同時に、中国の特色ある追求を形成し、世界一流大学に見習っている。
改革開放からの40年来、中国は高等教育分野での改革を続けてきた。1977年に高考(全国普通高等学校招生入学考試)制度が復活したことは、中国の高等教育事業発展における一つのマイルストーンとして、中国の高等教育改革の幕を開いた。1993年に提起された「211プロジェクト」、1998年の「985プロジェクト」、そして2015年に提起された「双一流(世界一流大学・一流学科)」建設はいずれも、高等教育機関建設を推進するための努力であり、際立った成績を上げている。
-改革開放40年来の変化:
- 全国の普通高等学校が1978年には598校であったのに対し、2017年には2631校に。
- 高等教育入学率が1978年には2.7%であったのに対し、2017年には45.7%に。
- 普通高等学校の専任教師の人数が1978年には20万6,000人であったのに対し、2017年には163万3,200人に。
- 1998年8月には長江学者奨励計画が始まる。
- 2008年12月には海外高度人材招へい計画が始まる。
また、2012年には中国の財政における教育への支出割合はGDPの4%以上となり、過去10年で財政の支出は大幅に増えている。
2018年12月16日
青塔:数说中国高等教育改革40年