危機が変革を促し、業界再編で競い合う
こうしたショックの中、産業チェーンの川上・川下を含めた業界全体で優勝劣敗の大再編が始まっている。真っ先に打撃を受けたのは
中規模事業者でその衝撃は最も大きい。
「大規模事業者には十分な資本があり、自社へのアクセスを集約してタイムリーにオンライン事業を進めることができる」
李さんの分析によれば、小規模事業者は人員が少なく必要資金が小さいので業務に融通が利き、迅速に他の事業に転換すれば比較的容易に
生き残ることが可能だ。しかし、中規模事業者は「資金が十分でない反面、従業員が多く、最も大きな打撃を受ける」
李さんは、こうした業界再編においては最終的に「事業能力が高く、評判が良くてサービスが良い事業者が生き残ることになる」と考えている。
この点については、啓徳教育グループ市場部の魯思聡主管も同様に認めている。
魯主管は次のように指摘する。中小企業がコロナ禍を生き延びるのは難しい。その理由は運転資金の問題だ。中規模事業者は坂を下る
スピードがかなり速いが、一部の小規模事業者は生き残る確率が少し高い。
ポストコロナの時期になれば、大企業の優位性がさらにが見えてくるようになり、「より実力があり、ブランドの信頼度が高いゆえに、
顧客数も増加するだろう」