［要旨］
 本稿は全国高等教育機関品質保障機構連盟の実施した高等教育機関本科オンライン教育状況調査により取得した事実とデータに基づき、
現在、高等教育機関本科で実施されているオンライン教育の質について客観的に現れたことを概観し、教員と学生によるオンライン教育の
質に対するリアルなフィードバックを分析研究する。そうしたことを通じて、いかにオンライン教育の質を高めるべきか教員・学校・政府に
対する対策と提言を述べたものである。
 
［キーワード］
 オンライン教育、品質保証、監督評価

 
 新型コロナウイルスとの戦いに断固打ち勝つことに関する習近平総書記の重要指示の精神および党中央と国務院の政策決定を徹底的に
実施するため、教育部の「新型コロナウイルス感染拡大防止期間における普通高等学校オンライン教育の計画と管理徹底に関する指導意見」で
提示された「授業は休止しても教育は休止しない、授業は休止しても学びは休止しない」と「『オンラインとオフラインの同等の質』の
確保」などの要求事項に従い、全国の各種高等教育機関では、2020年2月以降、春学期に学生が学校に戻ってくるまでの教育形式をオンライン
教育に統一することで決定した。

 
 全国の高等教育機関におけるオンライン教育の範囲と規模は空前の大きさとなり、社会的に極めて大きな
関心を集めている。各種高等教育機関のオンライン教育の状況、特に教育の質の実態は一体どのようなものなのだろうか。各界の関心に
客観的事実とデータで答えるため、全国高等教育機関品質保障機構連盟（CIQA）は教育部高等教育司の委託と指導を受け、2020年3月9日から
14日にかけて連盟のメンバー校を対象に「オンライン教育状況と好事例」調査活動を実施し、合計86の高等教育機関から総括的回答を得た。
今回の調査で対象となった高等教育機関は全国各地の様々なタイプに及んでいるため、非常によく、実態を反映していると言える。
 
2020年第8期《中国高等教育》杂志：
2020年07月10日
 

中国教育新聞:　我国本科高校线上教学的质量状况、评价及建议