【ニュース・中国】わが国の本科高等教育機関におけるオンライン教育の質と評価、並びに提案 (8)

 
2.学校側は資源の整理統合と開発を継続し、プラットフォーム構築強化を図るべし
 
カリキュラムの参入許可制度の制定と非オンライン科目に対する内情調査の強化。
 各高等教育機関は、オンライン教材に対する通年参入許可・監視・淘汰メカニズムを確立健全化し、政治性・教育性・科学性・技術性などの
面から審査と評価を強化し、自校の人材育成計画とカリキュラム実施要綱の要求事項に適したデジタル化教材を選択・整理統合しなければならない。
また、オンライン教育カリキュラムに対する全面的内情調査を計画・実施し、オンライン教育が未実施のカリキュラムについては原因と教育計画を
正確に把握し、オンライン教育未実施のカリキュラムに対する重点監督を強化する。また、オンライン教育未実施のカリキュラムに対する理由の
真実性および合理性を厳しく審査するとともに、当該カリキュラムの調整計画を制定し学生に公布しなければならない。
 
キャンパスのデジタル資源強化と教育プラットフォームの整理統合促進。
 国家または省級のデジタル化教材編集プロジェクトに積極的に参画し、校内への開放・校外との共有を実現し、オンライン開放カリキュラム
などの教材編集を徐々に進める。校外の教育プラットフォームを導入すると同時に、自校の実情を考慮し、プラットフォームの開発・構築費用の
投資を拡大し、校内向け科目プラットフォームのサーバー拡張を加速してオンライン教育の安定運営を保証する。また、プラットフォーム機能の整備と
システムの操作性向上も推進する。中核専攻・主要科目をほぼカバーするデジタル化資源プラットフォームを構築し、技術支援とサービスを強化し、
オンライン教育プラットフォームの多様化を実現して教員と学生のオンライン学習に対するニーズを満たす。
 
教育査定と奨励メカニズムの整備と教員の教育改革の原動力の持続化。
 オンライン科目に対する教育の質に対するモニタリングと評価を強化し、教員が積極的に教育モデルと教育方法のイノベーションを実現できる
よう導き、情報技術と教育改革との深い融合を推進する。教育査定と奨励メカニズムをさらに整備し、教育業務の作業量計算方法を最適化し、教員が
オンラインとオフラインの混合型学習を進めるよう奨励する。教育改革プロジェクトの設置などにより、多くの教員が積極的にオンライン教育改革と
イノベーションに参画するよう誘導・奨励し、質の高い教育成果を蓄積してオンライン・オフライン教育の相互発展を牽引する。
 

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育