【ニュース・中国】わが国の本科高等教育機関におけるオンライン教育の質と評価、並びに提案 (7)

 
1.教員側は学生に対する自主学習指導を強化し、「学習革命」を推進すべし
 
立徳樹人の堅持と教育改革の深化。
 「三全育人」(教職員「全員」が高等教育と学生の成長の「全過程」でオンラインと教室内外の「全方面」において人を育成すること)の大枠において一貫して「立徳樹人」を根本任務とする。オンライン教育業務を遂行する過程で常に学生に関心を注ぎ、思想政治科目と各専門科目との同時並行の実施に力を入れる。近年、国は現代的情報技術と教育との融合イノベーションを強調し、教育部はオンラインとオフラインが結びついた「混合型学習」モデルの推進を奨励している。全国各地の教員はこれを契機に情報技術と教育の融合を深く推し進め、積極的に混合型学習や反転授業などの教育モデルイノベーションを推進し、オンライン教育改革を通じた「学習革命」を促進しなければならない。
 
多方面から主体的に長所を吸収し、チームの優位性を発揮。
 教員は積極的にオンライン教育に向き合い、多方面から長所を吸収し、積極的に自身の特色を生かしたオンライン・オフライン融合の教育モデルを確立する。科目に応じて適した授業方法を選択し、科目の試験内容・方式を科学的に設計し、絶えずオンライン教育能力と教室での授業の質を高めることが求められる。また、組織的な教育研究活動を実施し、可能な限りチーム教育の優位性を発揮することも必要である。オンライン教育の大規模かつ複製可能という特徴を生かし、科目ごとに教育チームを結成し各々が能力を発揮して分担・協力し合うことでオンライン教育の効率と質を高めなければならない。まだ優れたオンラインカリキュラムのない科目については、「優秀教員による大クラスライブ授業、チームメンバー全員による質疑応答指導」などの教育モデルを採用することもできる。

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育