【ニュース・中国】「英才計画」のため中学生700名の追加選抜試験を全国で実施

中国科学技術協会と教育部が実施する「英才計画」の2016年度活動報告会並びに専門家諮問委員会第4回全体会議が2017年1月に北京で行われ、2017年度の「英才計画」に向けて、清華大学、北京大学などの重点大学20校が、約700名の中学生を全国で選抜し、科学技術イノベーションに関する育成を実施することを決定した。
当プロジェクトでは、毎年約180人の指導教員が指定されて参加し、その中で院士(※1)、長江学者(※2)、国家級の優秀な教員が全体の62%を#占めている。現在までに、全国の1,755名の学生が3回に分かれて当プロジェクトに参加している。
「英才計画」は、2013年には中国科学技術協会と教育部が全国の一部の重点大学で、中学生を対象とした科学技術イノベーション人材育成計画を試行したことからは始まり、当プロジェクトは、学業成績・人間性ともに優れ、イノベーションの潜在力を備えた中学生に、顕著な科学者の指導の下で大学での科学研究等に参加させることを目的としている。

※1:院士‐‐‐中国科学院と中国工程院のアカデミー会員の資格を持つ科学者
※2:長江学者‐‐‐中国政府に選考された45才以下のトップクラスの科学者

(2017.1.17:光明網)

地域 アジア・オセアニア
中国
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