【ニュース・フランス】Parcoursup:学術倫理委員会の設置

 
Frédérique Vidal(フレデリック・ヴィダル)大臣は2018年2月7日、Parcoursupプラットフォームの学術倫理委員会の設立を行った。この委員会の委員長はNoëlle Lenoir氏で、Gérard Berry氏が副委員長となる。
 
Parcoursupの事前登録プラットフォームのための学術倫理委員会の創設は、Frédérique Vidal大臣のコミットメントであった。
 
高等教育・研究・イノベーション大臣直属として設けられたこの委員会は、そのメンバーの質の高さと独立性により、このプラットフォームが利用者のために運用されるよう、助言と警告の役割を果たすことができるだろう。
 
Parcoursupの学術倫理委員会の任務

  • 高等教育機関における将来の学生のための運用ルールの透明性と入学プラットフォームの有効性を監視する、
  • グループ情報交換の中で、Parcoursup手順のすべての要素について、独立した機関として定期的に質問できること、
  • これから学生となる者にプラットフォームによる入学に関する法律、および規則の適用を保証する、
  • Parcoursupの運営規則の進化について意見を述べること、
  • 将来の学生の入学プラットフォームについて、技術的選択と有効性を評価する、
  • Parcoursupプラットフォームの情報処理コードを公開するための条件について意見を述べる、
  • ユーザーの期待に応えるための改善策を提案する。

 
学術倫理委員会の構成
学術倫理委員会は、パリティの原則を尊重して6人のメンバーで構成されている。これらのメンバーは、特に人文学、社会科学、倫理学の分野での専門知識と経験だけでなく、コンピュータ・サイエンスとアルゴリズムの点も考慮して選ばれた。
 
委員会は、元大臣で、国民議会の法令遵守監視官のNoëlle Lenoir氏が議長を務め、Collège de Franceの教授で、「アルゴリズム・機械・言語」部会座長でもあるGérard Berry氏が副議長を務める。
委員会のメンバーは2年任期で、再任可能である。
 
2018年2月7日
 
Parcoursup:Le Comité éthique et scientifique Parcoursup
 

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