【ニュース・フランス】#MaRentrée2021:2021年度の大学の開始状況

 
Frédérique Vidal 高等教育・研究・イノベーション大臣は、大学元学長 Françoise Moulin-Civil 氏が率いるワーキンググループに対し、次の学年度
に対する期待を込めて、高等教育分野の相談機関としての任務を委託した。#MaRentrée2021 計画は、これらの意見交換の結果である。2021年度
の大学の開始状況を明確にし、目標を設定する:「100%」で新学期を迎えること。

 
「100%対面」で新学期を迎える

 
#Marentrée 2021 計画では、2021年度の大まかな方針を定めている。

 
教育機関は、教育戦略に従って、次学年度において、対面またはリモートで自由に教育を計画することができる。しかし省は、機関に対して、可能
な限り対面教育、特に実習において、これを維持することを推奨している。

 
キャンパスで開催されるすべての活動は、衛生基準に従い、希望するすべての学生が参加を再開できる。大学図書館などの施設は、資料室と受付施設
全体を、遠隔教育コースを1つ以上受講したい学生が利用できるようにする。

 
さらに、CROUS(地方学生生活センター)のチューターとアドバイザーの仕事は、次学年度に支援を必要とする学生のために再開される。
→ 2021年7月1日以降、高等教育機関の受付にゲージは不要

 
ウイルスの循環対策に関しては、防疫態勢を新学年度においても遵守し続ける必要がある。衛生状況が好転しない限り、マスクの着用は続けられる。
ワクチン接種は感染症への最良の対抗策のため、学生が新学期までに予防接種を受けることができるよう、一回目の予防接種の予約を取ることが
急務である。

 
→71%近くの学生が予防接種を受けているか、予防接種を希望(フランス公衆衛生Santé提供データ)

 
キャンパスライフを復活させる必要がある:教育機関は、学生と学生生活の分担金(CVEC)を利用し、学生生活のための公募を行い、財政支援
をする必要がある。CVEC の一部を利用し、全ての学生参加型の予算を設定することも可能である。さらに、全国高等教育研究評議会(CNESER)
の中に、学生の生活と福祉のための専門委員会が新学期より設置される。

 
危機により立案された政策のいくつかは、今後数ヶ月にわたって継続される:7000人以上の学生が利用できるプラットフォーム「Santé Psy Étudiant」システムの維持;高等教育の登録料は、2年連続で凍結され、 CROUS の学生寮の家賃も凍結される;1ユーロ食事チケットは、次学年度
の奨学金受給学生のために維持される;生理用品の無償提供機械の展開は継続される。

 
新学期の開始を支援するため、学生の指導と成功に関する法と復興計画に基づく資金援助の一環として、34000人が採用され、特に高等教育機関
において新たに1000人以上採用の可能性がある。

 
主に学生の需要が最も高い分野で、3000から4000の修士課程の学生が新規に採用される。年末までに2億ユーロ以上が機関に通知され、研究に財政
支援を行いつつ、新学期を迎えられるようになる。

 
実習生に関しては、雇用者への援助は修士課程を含め2021年末まで維持される。

 
新学年開始のための重要措置の要点

  • 高等教育において、財政支援される新たな34000のポストの創設
  • すべての奨学金受給学生と不安定な経済状況下にある学生のための1ユーロ食事チケットの延長
  • 修士課程を含む実習生への支援を12月31日まで継続
  • 2年連続の登録料と家賃の凍結
  • 無料の生理用品の提供機械の展開
  • チューターとアドバイザーの継続
  • 学生の近くに稼働式予防接種チームの設置
  • 性的およびジェンダーに基づく暴力に対する国家行動計画の徹底
  • 衛生パスによる登録期間のイベントの安全性の保証
  • 「Santé Psy Étudiant」システムと大学健康サービス局で採用された80人の新たな心理カウンセラーの1年にわたる維持

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur: #MaRentrée2021 : les modalités de la rentrée universitaire 2021


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