【ニュース・フランス】Labex研究室の約500人の研究者が中間報告のためパリに集合

2010年に「未来への投資」プログラムとして「卓越した研究室(Labex)」が国外のパートナーと共同研究ができるよう定められた。それから5年が経過し、Labex研究室の研究者たちは2015年6月1日から4日まで国際評価委員会が開く中間審査会に呼ばれた。この審査会の鍵は、Labexの資金によって既に実現された行動とその成果を評価し、今後5年間、各プロジェクトにどのようにフィードバックするかを決めることである。

・10年間で総計15億ユーロの割当
フランスの高等教育と研究の卓越性は、世界レベルの研究室の質に負うところが大きい。そのおかげで、フランスの可視性と魅力を作り出している。「未来への投資」プログラムは171のLabex研究室に対し、10年間で15億ユーロを投資する。研究室に応じて200万ユーロから2,000万ユーロが配分され、年間では研究室当たり平均90万ユーロが支援されることになる。

・フランスの高等教育・研究のエクセレンスを支える
この行動の目的は、最良の条件で世界のライバルと競わせ、世界レベルの研究者や教育・研究者の注目を集め、国際的に最高レベルの研究・教育・評価の仕組みを構築することである。

・継続的な評価
Labexがもっているこれらの性格を考慮しながら、フランス国立研究機構(ANR)は継続的な評価を行っており、毎年レポートを発行している。6月1日から4日には、テーマ毎に15の評価サブチームに分かれた88名の国際審査員によって、171のLabex研究室が評価を受けた。評価に先立ち、審査団は2015年のレポートを精査し、とくに、研究員採用、発表研究論文、客員外国人研究員に注目した。また、Labex選考時の審査員の意見や割り当てられた研究資金に関する条件にも着目した。

URL1: http://www.agence-nationale-recherche.fr/informations/actualites/detail/laboratoires-dexcellence-pres-de-500-scientifiques-francais-reunis-a-paris-pour-un-point-detape-a-mi-parcours/

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組