【ニュース・フランス】KETs((Key Enabling Technologies))に関する欧州サミットの開催

2014年5月19日、ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾ高等教育・研究担当大臣は、グルノーブルのMINATECキャンパスで、「KETsと欧州産業のルネッサンス。企業家にとってどんな機会?」というテーマで開催されたKETs(Key Enabling Technologies)に関する欧州サミットの開会式で意見を述べた。概要は以下の通り。
今回、欧州の非産業化とKETsに関する研究による産業活性化政策の支援問題について考える。基礎研究があらゆる発展の源であることは言うまでもないが、実際のサービスや製品開発に直結するテクノロジー研究の発展が必要なことも事実だ。
フランスを含む欧州は、ここ数年、特に製造業分野における深刻な空洞化に直面している。しかし、マイクロ・ナノエレクトロニクス、ナノテクノロジー、フォトニクス、バイオテクノロジー、先端材料、先進製造工程の研究のおかげで、フランスと欧州の空洞化問題に対応し、研究・イノベーション・産業分野の国際競争力の強化が可能になるだろう。KETsに関する研究では、技術研究、開発、高付加価値製造業を3本柱にしている。
欧州委員会は、欧州の空洞化問題への取り組みでは、産業の優先をHorizon 2020研究プログラムの大目標に掲げることで、先導的役割を担っている。そのうちKETsには60億ユーロの予算が見込まれている。
これらの取り組みを通して、産業の回復及びテクノロジーと産業分野の研究関連産業の求心力の強化に努める。

URL1: http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid79559/ouverture-du-sommet-europeen-sur-les-kets.html

地域 西欧、EU
フランス、その他の国・地域
取組レベル 国際機関レベルの取組、政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究