【ニュース・フランス】FUN(France Université Numérique :フランスディジタル大学)の新プラットフォームの紹介

フランス高等教育・研究担当大臣ティエリー・マンドン氏は、2015年12月2日、FUN(France Université Numérique :フランスディジタル大学)の新しいプラットフォームをMOOC(Massive Open Online Courses:大規模オープン・オンライン・コース )の開発者及び利用者同席のもとで紹介した。

フランスそしてフランス語圏での標準プラットフォームであるFUNは、大学、グラン・ゼコール、高等教育機関とそのパートナーによって作成される、すべての人を対象としたオンライン・オープン講座である。高等教育のためのデジタル戦略のフラッグシップ・プロジェクトであるFUNプラットフォームは、入門トレーニングや学習に関して広く一般大衆の養成トレーニングニーズに応えるため、GIP(Groupement d’Intérêt Public:公益法人) FUN MOOCの創設とともに新しい飛躍をしようとしている。

このGIPとオンラインコースの新たな用途を開発することで、実行可能なビジネスモデルを作り上げる。

・コース認定の一般化は現在MOOCのいくつかのコースでテスト中である

・キャンパスでの補完授業としてのMOOCの利用、さらには、反転授業の仕組みを使うことで大教室での講義の代替

・継続教育を視野に被雇用者、求職者、企業に対してこれらのMOOCの提案

・ホワイトラベルプラットフォームとしての展開

ジャン・ルイ・ブジェレGIP FUN-MOOC会長はGIPの創設は高等教育を根底から変革し、FUNプラットフォームがフランス語圏がもつ素晴らしい潜在性とすでに200以上の高等教育機関がMOOCに関わっていることから、今後、新しい価値を生み出し、革新していくと主張している。

フランス国民教育・高等教育・研究省(MENESR)2015年12月2日

 

Présentation de la nouvelle plateforme FUN

補)GIPについて

少なくとも1つの公的組織と1つ以上の民間組織が、特定の共通利益追求かつ非営利の目的遂行のために作られた公的な性格をもつ法人であり、緩やかで柔軟な管理形態が特徴です。その活動範囲は、行政・産業・商業分野に及び、現在この法人に関する規約は2011年5月17日の法律2011-525に基づいています。

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育