【ニュース・フランス】CROUS(フランス地方学生厚生センター)職員が国の公的業務に関わる条件の協定に調印

国民教育・高等教育・研究大臣と高等教育・研究担当大臣は、2017年5月4日に、CNOUS(Centre National des Œuvres Universitaires et Scolaires:フランス全国学生厚生センター)のEmmanuel Giannesini会長とCROUS(Centre Régional des Œuvres Universitaires et Scolaires:フランス地方学生厚生センター)を代表する3つの団体(UN CGT CROUS、SGEN CFDT、SNASUB FSU)、そして公務員代表団体であるUFSE-CGT、UFFA-CFDT、FSUとの間でCROUS労働者に適用する、国の公的業務に携わる際の諸条件を定めた主要な協定に調印した。調印した団体はCROUS職員の過半数の67.3%をカバーするものであり、国とCNOUSの間で結ばれた協定の正当性を示すものである。

 

フルタイム常勤国家公務員に適用される原則のうち、職業倫理、権利と義務に関する2016年4月20日の政令と2017年3月29日の政令の適用により、この協定は2018年4月1日からは、恒常的な必要に基づき、フルタイムで新たにCROUSで雇用される労働者は、研究養成のためのエンジニア・テクニシャン(ingénieurs et techniciens de recherche et formation:ITRF)に分類されるカテゴリーC、Bグループに属することになる。現在、CROUSに属している8,000人の嘱託職員も本人の希望でこれらのグループに入ることができる。
国、CNOUS、そして調印した各団体によるこの協定はCROUSの労働者の身分を正職員とし、大学食堂、大学宿舎、そして学生支援に必要となる技能・資格が必要となるCROUSで働く公務員に適した管理体制を確立するための諸条件で合意に達した。

 

2017年5月5日

 

Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation:Protocole d’accord sur les conditions d’accès des personnels ouvriers des CROUS à la fonction publique de l’Etat

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
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人材育成 職員の養成・確保