【ニュース・フランス】CNRS、Sigma及びクレモン=オーベルニュ大学が協定締結

 
2019年10月4日、CNRS、Sigma及びクレモン=オーベルニュ大学の3機関は、クレルモンにおける科学研究の共通目標及び研究所やそれを管轄する機関についての大まかな概要を定めた協定を公式に結んだ。フランスの公的研究は、大部分が一つ又は複数の高等教育機関、国立科学研究センター(Centre national de la recherche scientifique:CNRS)のような国立の機関が管轄する研究所に支えられている。
 
クレルモンには現在、研究所やクレルモン=オーベルニュ大学、シグマクレルモン工学大学院が運営する団体が17ある。この協定において中心となるものは、「共有される政治的な見込みのあるプログラムを進めていくことについての科学戦略」である。そしてこれは、現在すでにあるものを発展させるために、I-SITE「CAP 20-25」プロジェクトに倣って、優れた研究チーム・施設を決定する。それはクレルモン周辺の研究を発展させることを目的とした政府-地域計画協定である。
 
施設の計画は、地域の他の分野の団体と連携して、優良な分野を伸ばし、既に存在する複数の領域にまたがる新たなテーマが発現しやすくなるように進められていく。この協定には様々な分野の研究が含まれている。特に「地球と環境」、「大気物理学や火山学」、「物質、工学、機器製造、流動性と複雑系」、「健康についての生物と技術」、「政治経済学」、「人文、社会科学」である。
 
これは高いレベルの研究・イノベーションを実施すること、社会経済の動き、企業や地域共同体とのさらなる連携に有益な知識を伝達すること、国際的な輝き、魅力を持つことを目的としている。そして、この協定によって、研究室や管轄団体の人事や経営状況についての追跡が実施される。また、更に簡便な行政システムによって、協力・管理体制を規定する。
 
2019年10月8日
 
CNRS:Le CNRS signe une convention de site avec Sigma et l’Université Clermont Auvergne
 

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
レポート 海外センター