【ニュース・フランス】CNESとInraの協定:農業と環境のための宇宙技術

 
2019年7月22日、Jean-Yves Le Gallフランス国立宇宙研究センター (Centre national d’études spatiale:CNES)代表とPhilippe Mauguinフランス国立農学研究所(Institut national de la recherche agronomique:Inra)代表兼総合局長は、農業と環境の分野での宇宙システムの規定と利用に関する枠組みの協定に調印した。
 
気候変動に適応した持続的発展という共通目的を果たせるように、この二つの機関はそれぞれの力の相乗効果を期待している。CNESとInraは長年、人工衛星の利用を含む様々な研究分野で協力している。地球観測に関係する宇宙ミッションの枠組みにおいては、とくに顕著である。
 
更に、気候変動が及ぼす多くの大陸性生物圏やありとあらゆる地球規模の変化に対する影響や、科学雑誌に取り上げられた宇宙と植生、とりわけ農業との関連性がまとめられた。CNESとInraはギアナにある高等研究機関、その地域での特に森林生態系と農業の発展についての研究活動に関係する機構を統括する科学的に重要な団体、IRISTAのメンバーである。
 
締結される枠組み協定は、農業分野での、特に収穫予測、農業への気候変動の影響、農業予測また環境に関するテーマ、例えば土壌の持続的管理、生態系の役割の評価、森林の生態系、生物多様性、水について、将来的な協力を目指すものである。
 
2019年7月22日
 
Coopération entre le CNES et l’Inra : Les technologies spatiales au service de l’agriculture et de l’environnement
 

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
レポート 海外センター