【ニュース・フランス】Cédric Villani氏の報告書:人工知能に意義を与える

 
2018年3月28日、数学者で代議士のCédric Villani氏により人工知能に関する報告書が発表された。中でも、人工知能の学際的研究ネットワークの構築、人工知能への応用専用のスーパーコンピューターの設置、米国への頭脳流出を避けるため、公的研究におけるキャリアの魅力向上について特に言及されている。
 
フランスは、中国、米国、英国と並んで、人工知能に関する世界的な論文発表数の多い4大国に数えられている。具体的には、268の研究チーム、5,300人の研究者、人工知能に関連した138講座を提供する81校のエンジニア系グランゼコールと38大学、18種の人工知能専攻の修士号があり、2010年以降、年間30%以上のペースで人工知能専門の270以上のベンチャーと80の中小企業の創設が支援されている。また、年間4億ユーロの公的資金が人工知能研究に投資されている。
 
2018年3月28日
 
Rapport de Cédric Villani : donner un sens à l’intelligence artificielle (IA)
 

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フランス
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