【ニュース・フランス】CEA と CNRS の協定の刷新

 

7月22日、国立科学研究センター(CNRS)と原子力・代替エネルギー委員会(CEA)は、既に成功している長期的な協力体制を強化する新たな
フレームワークの協定を結んだ。

 
この新たな協定は5年間有効であり、1995年以降締結されていた協定から移行される。これにより、管理の共通構造と知的財産の問題について、
CNRS と CE Aの間の全ての関連の条件を更新、調和、簡素化することが可能
になる。

 
「この フレームワーク協定は、CEA と CNRS が長年にわたって維持してきた充実した関係によるもので、協力を更に強化した形で継続して
いきたい。これは、共通機構で働く1700人以上の人々に影響する。研究によって、社会が直面している主要な課題をよりよく理解し、それに
応えることに貢献
できる:我々はパートナーと共に取り組んでいく」と、Antoine Petit CNRS 会長は、7月22日の CNRS と CEA との間の
新たなフレームワーク協定の調印の場で宣言した。

 
「CEA と CNRS は長年の協力関係にある。この新しい協定は、研究の壁を取り払いたいという我々共通の願望である。市民のための研究目的
を常に頭におきつつ、未来は、コラボレーション、組織間の交流の深化、開放的の促進、大学と企業の橋渡しの中にある。パートナーと国の
支援を受け、社会に奉仕する研究を行うための新しい方法を設計している」と François Jacq CEA 事務局長は述べた。

 
この国家的パートナーシップには、49のユニットがある:24の共同研究ユニット、7つの研究支援ユニット、4つの共同研究チーム、14の研究
連盟。1700人以上がこの協定の調印の影響を受ける。

 
CEA と CNRS は、特定の分野について、フランスのコミュニティの活性化と構造化を目指す28の研究グループを含む多数のネットワークや国の
研究インフラでも協力する。この協定により、約500の特許とソフトウェアが保有され、これはフランスの2つの公的研究機関の間で開発された
ものでは最も多い
ものの一つである。

 
この協定の一環として、戦略的協議委員会が設置され、両機関が取る方向性とその共通の位置づけが意見交換される。この協力の中心として8つ
のテーマ別調整委員会がある:核物理学と高エネルギー、ナノサイエンス、生命科学と未来の医療、神経科学、科学コンピューティング、水素、
量子、サイバーセキュリティ。

 
最後の3つのテーマは、優先研究プログラムと設備(PEPR)の対象であり、CNRS と CEA が共同管理を委託され、それぞれの予算は8000万ユーロ、
1億5000万ユーロ、6500万ユーロである。

 
優先研究プログラムと設備の「量子テクノロジー」と「サイバーセキュリティ」は、国立情報学自動制御研究所(Inria)と共同運営される。
フレームワーク協定は新たな組織的協力の始まりである。

 
7/22

 


CNRS: Le CEA et le CNRS renouvellent leur accord-cadre


地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事、政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究