2017年9月、フランス国立科学研究センター（Centre national de la recherche scientifique：CNRS）研究ディレクターで、発生生物学研究室のグループ長（CNRS-Sorbonne大学）、CNRSの生物学研究所ディレクターであるCatherine Jessus氏が、ブログ内で科学不正を指摘された。CNRSやUPMC（以下Sorbonne大学）に所属する複数の研究者や教員研究者を含む、共同執筆者も問題にされ、Sorbonne大学は、調査委員会を設け、CNRSも加わった。
 
調査結果は、「ネット上で問題視されていた図表に、Jessus氏の科学不正の根拠となるものは見つからなかった」と結論付けた。CNRSとSorbonne大学は、Jessus氏への信頼を確認し、氏への中傷活動を非難した。
 
2018年2月21日
 
La commission d’enquête Sorbonne Université – CNRS concernant la mise en cause de publications de Catherine Jessus conclut à l’absence de méconduite scientifique